コーヒーは世界中で愛される飲み物の一つであり、その味や香りだけでなく、ダイエット効果についても注目されています。
一方で、コーヒーには注意が必要な点もあり、適切な摂取方法を知っておくことが重要です。
本記事では、ダイエット中にコーヒーを飲む際のメリットや注意点、適切な摂取タイミングについて解説し、健康的なコーヒーの飲み方をご紹介します。
ダイエット中にコーヒーを飲むメリットとは?
コーヒーには以下のようなメリットがあるため、ダイエットに効果的であると言われています。
- 代謝を上げる効果があるため、ダイエットにおいて脂肪燃焼を促進することができる。
カフェインを摂取するとリパーゼという脂質の消化酵素が活発になります。このリパーゼは体脂肪を脂肪酸と糖に分解し、エネルギー源として利用しやすい形に変えます。
また、カフェインを摂取すると血中のアドレナリンとノルアドレナリンというエネルギー性ホルモンの濃度が高くなります。
これらのホルモンは腎臓から分泌されるものですが、心拍数を増やしたり、血管の収縮・拡張を誘導したり、脂肪組織での脂肪分解作用を促進させたりする働きもあります。 - 食欲抑制効果があるため、過食を防ぐことができる。
コーヒーには、食欲を抑制する作用があるとされています。これによって、過食を防ぐことができます。
コーヒーを飲むタイミングはいつが良いのか?
コーヒーを飲むタイミングによって効果が変わってきます。
- 運動前の30分から1時間前に飲むことで、脂肪燃焼を促進することができる。
運動前にコーヒーを飲むことで、代謝が上がり、脂肪燃焼が促進されます。
また、カフェインには集中力を高める働きがある為、トレーニングに集中したい人にも適しております。ただし、摂取量には注意が必要です。 - 食事の前に飲むことで、食欲を抑制することができる。
食事の前にコーヒーを飲むことで、食欲を抑制することができます。これにより食事量を減らすことができるため、ダイエットに効果的です。
また、温かい飲み物には満腹中枢を刺激する為、食欲を抑えるホルモンが働きやすい効果があります。 - 寝る前に飲むと睡眠の質に影響するため、避けるべきである。
寝る前にコーヒーを飲むと、眠気が阻害されるため、眠りに影響が出る場合があります。
また、入眠後のカフェインによる働きにより、睡眠の質を低下してしまう恐れがあります。そのため、寝る前には飲まないようにしましょう。
コーヒーを飲むと落ち着いて寝れるという方には、カフェインレスのコーヒーがおすすめです。カフェインが除去されている他に、コーヒーの香りには、副交感神経を優位にする働きがあり、睡眠の質を落とさずリラックスした状態で入眠できます。
コーヒーを飲む際の注意点
コーヒーを飲む際には、以下のような注意点があります。
- 砂糖やミルクを入れることで血糖値の急激な上昇やカロリーが増えてしまい、ダイエットの進行を妨げる可能性があります。
その為、理想はブラックコーヒーが望ましいでしょう。 - コーヒーの飲み過ぎは、カフェインの摂取量が多くなりやすいです。
カフェインの摂り過ぎは、倦怠感や集中力の低下に繋がり、生活の質を落ちる可能性があります。
その為、カフェインを摂らない日を設ける事も大切です。 - コーヒーには胃酸の分泌を促進する作用があるため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの胃腸のトラブルを抱えている人は、飲み過ぎには注意しましょう。
- コーヒーに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を阻害するため、鉄欠乏性貧血の人は、出来る限り鉄分を意識した食事や鉄分のサプリメントと一緒にコーヒーを飲むことを避けた方が良いでしょう。
コーヒー以外にもダイエットに効果的な飲み物はあるのか?
- 緑茶:カテキンという成分が含まれており、脂肪の吸収を抑制し、代謝を促進する効果があります。
- ジャスミン茶:抗酸化作用があるため、脂肪の酸化を防ぎ、蓄積を防止する効果があります。
- ルイボスティー:カフェインが含まれていないため、睡眠前にも安心して飲むことができ、抗酸化作用による脂肪の蓄積を抑える効果があります。
まとめ
コーヒーは代謝を促進し、食欲を抑制する効果があり、ダイエットに役立つ飲み物の一つです。
しかし、過剰な摂取は神経質になる、手の震え、不眠症などの症状を引き起こす可能性があるため、摂取量には注意が必要です。
適切な摂取タイミングとしては、運動前や食事前が良いとされています。
また、コーヒー以外にも、緑茶やジャスミン茶、ルイボスティーなど、ダイエットに効果的な飲み物があります。
健康的なダイエットには、適度なコーヒーの摂取量と、バランスの良い食事と運動が必要です。
HIGH-GRADE GYMではダイエットを終えたでも、リバウンドせずに更に1つ上の身体になれるようにもサポートしております。
気になる方は浅草橋・蔵前にあるパーソナルトレーニングジムであるHIGH-GRADE GYMへお待ちしております。
編集担当者

谷澤直紀
経歴
高校入学と同時に部活動であったパワーリフティングというスポーツに出会い、ウエイトトレーニングを始める。部活動の部長として、全国個人2位の成績を収め、全国団体優勝の実績を残す。大学ではアジアクラシックパワーリフティングjr.2位の成績を収める。今までのトレーニングや身体作りで経験しつつ得られた本格的な知識を活かせないかと考え、トレーナー資格であるNSCA-CPTを取得後、RIZAP銀座店に入社しチーフトレーナーとして、トレーナー活動だけでなく新人研修担当やボディメイクにまつわるマニュアル資料制作。その後、HIGH-GRADE GYMを設立し、現在に至る。