トレーニングをされる方は、下半身もしっかりと鍛えることができているでしょうか。
下半身は露出する機会も少なく、男性の方特に上半身となる大胸筋や肩、腕を中心に鍛えている方は多いかと思います。もちろん、腕や胸は相手からの視界に入りやすい他に逆三角形のスタイルになりやすい為、ボディラインが綺麗にまとまりやすいです。
ただ、上半身ばかりを鍛えるよりも下半身も同時に鍛えることで、ボディメイクにを効率的に行うことができるメリットもあります。
今回は、そのメリットをご紹介していきたいと思います。
筋肉量が増えると痩せやすくなる
ダイエット中に筋トレをする理由には、代謝を高めるために必要になる筋肉量を増やすことで日常からエネルギー消費を起こしやすい身体を目指すからでもあります。
基礎代謝(寝ていても消費されるカロリー)の内訳として、筋肉は18%もの代謝を占めております。これは基礎代謝の中でも、肝臓や脳に次いで3番目に大きい代謝量を誇ります。
筋肉が付いている部位を上半身と下半身の二つに分けた場合、下半身の筋肉は身体全体の約60〜70%の筋肉量の割合を占めております。
つまり、上半身を鍛えているだけでは、残り60〜70%もの下半身の筋肉を運動のによりエネルギーを使えていない他に、基礎代謝を上げることができていないと言えます。
これらを理解できることができれば、効率的な身体作りを行なっていくことができますので、バランス良く効率的に身体作りをしていきたい方は、積極的に下半身のトレーニングにも励んでいきましょう。
トレーニングすると太くなる?
ただ、下半身のトレーニングともなると、みなさまが気になるのは「足が太くなるのではないか?」と考える方もいるかと思います、
結論から申し上げますと、『太くはなりません。』
もちろん、筋量アップに向けたトレーニング方法や食事方法を実践していたら足が太くなることはあり得ます。
ただ、本格的にかなり激しいトレーニングを行わない初心者の方やダイエット、シェイプアップを目的として足のトレーニングを行う場合には、足が太くなることは考えにくいです。
また、足が太くなる大きな要因は、姿勢が大きく関係しております。そちらについては、「足が」にて記述しておりますので、ぜひご参考にしてみてください。
実際にダイエットやボディラインを整えることを目的にされたHIGH -GRADE GYMのお客様では、足のトレーニングを週1〜2回行なって太くなった方はおりません。むしろ浮腫みや姿勢が改善されて腿や脹脛は細くなっております。
ですので、足が太くなりやすい方は、下半身のトレーニングを控えるのではなく、姿勢を意識してトレーニングやストレッチを行いましょう。
下半身は第二の心臓
下半身を鍛えることは、血流の流れを良くしてくれる効果がございます。
人間は起床してから就寝までの間は、体を起こして立っている状態や座っていることがほとんどかと思います。常に血液の循環は行われてはいるものの、地球の重力の関係上により下半身に血液が溜まりやすい姿勢になります。
下半身に血液が溜まって続けた場合、代謝が落ちているほかに、眠気や肩こり、冷えや倦怠感に繋がります。
このような下半身に血液が溜まらないようにする為には、下半身をトレーニングやその場で動かすことが重要になります。
下半身の中でもふくらはぎは、別名『第二の心臓』と呼ばれております。下半身に溜まった血液をふくらはぎがポンプの役割を担い、血液を上半身や心臓、脳に送り込みます。このポンプの役割はふくらはぎだけでなく、腿やお尻も動かすことで血液は更に流れを良くし、代謝も改善していきます。
もし、日頃トレーニングを行なっていない場合、筋力が少なく弱いため、下半身から上半身に血液を送り込む作用が弱くなってしまいます。送り込む作用が弱い場合、その分、心臓に負担がかかり各臓器にも影響を及ぼします。
また、下半身を鍛えることは、健康寿命を延ばす効果もあり、ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイトでも下半身の2種目を取り上げられております。
まとめ
このように下半身の運動やトレーニングは、行えるのであれば取り入れた方が良いと言えます。もちろん、体の状態や目的に合わせてトレーニングメニューのプログラム構成は必要ではあります。
ボディラインの身体作りだけでなく、日常的な生産性や将来的な健康に向けてぜひ下半身のトレーニングも取り入れていけたらと思います。