いつもジムにいくとなかなか寝付けないようなことはございませんか。
適度に運動を行うことは良質な睡眠につながり、睡眠の質を向上させることができるとされております。
ただ、人によってはジムに行ったら「なかなか寝付けない」「眠る体勢になっても目が覚めてしまう」という方もおり快適な睡眠が行えていない方もおります。
基本的には運動をしていない人より、運動をしている人の方が睡眠には良い傾向がございます。ただ、トレーニングの方法やタイミングによっては、快適な睡眠が行えない原因になりむしろ逆効果になることもありますので、今回はそのような方々に少しでも良質な睡眠が取れるような役立つ情報を届けられたらと思います。
筋トレが原因で眠れなくなる方はぜひ参考にしてみてください。
筋トレ後に眠れない原因は?
筋トレや有酸素運動は適度に行うことで良質な睡眠をとるためにはとても大切でございます。
そのため、筋トレを行うこと自体は良質な睡眠につながります。
では、なぜ筋トレをした後に眠れなくなるか?
それは筋トレのやり方に問題があると言えます。
筋トレをする時間帯
筋トレを行なった日に睡眠の質を下がる原因の一つは、『時間帯』と『タイミング』に問題がある場合があります。
睡眠の質が低下してしまう時間帯は、就寝3〜4時間前に行う筋トレです。
まず注目しなくてはいけないのが、『交感神経』と『副交感神経』という自律神経でございます。
これらはリラックス状態と興奮状態の緩急をつける神経になります。交感神経が優位になると興奮状態になり、副交感神経が優位になるとリラックス状態になります。
交感神経が優位な場面は以下のような場面でございます。
例)交感神経が優位の場面
・筋力トレーニングしているとき
・PCやスマホなど液晶画面に夢中になっているとき
・仕事でストレスが溜まっているとき
上記のような場面では、交感神経が優位になっております。交感神経が優位になると
では就寝時の自律神経はどのようになっていると良いでしょうか。
もちろん就寝前はリラックス状態が理想ですので、副交感神経が優位になることが良いです。
では運動や筋トレ時の自律神経はどうなっているかというと、交感神経が優位になっております。神経伝達物質のアドレナリンを分泌します。
アドレナリンが分泌されると、心拍数や血圧が上がる他に、瞳孔が開いたり消化が抑制されます。
それでは反対に副交感神経が優位な場面はどのようなときでしょうか。
例)副交感神経が優位な場面
・寝ているとき
・リラックスしているとき
・アロマの香りがあるとき
これらが副交感神経が優位な場面でございます。このような際にはアセチルコリンによってリラックスモードになっております。
リラックスモードに入ると、心拍数や血圧は下がる他に、瞳孔の縮小や消化促進がなされます。
つまり就寝時は交感神経優位では眠れない
運動をすると、交感神経が優位になり、アドレナリンを分泌して、心拍や血圧が上がり、身体が興奮状態になります。
筋トレを就寝前に行うと、いざ就寝しようとするときにも交感神経が優位のままで、身体が眠れない状態になってしまいます。
筋トレ後は、3~4時間ほど体温が高い状態が続きます。そのため、就寝3〜4時間前までに筋トレを行いますと寝付けやすく良質な睡眠につながるかと思います。
ハードすぎるトレーニングによるもの
筋トレの時間帯が朝や昼にしている人でも、筋トレをした夜に眠れなくなってしまうことがあります。
それは「筋トレのやりすぎ」または「負荷の大きすぎる筋トレ」によるものが原因の場合があります。
筋トレのやりすぎや負荷の大きい筋トレは、筋肉のダメージやひどい疲労にを起こします。
筋肉のダメージは、筋肉の損傷やだるさによって、なかなか眠れなくなることがあります。
筋トレは適度なボリュームや頻度で行い、身体に負担をかけすぎないようにしましょう。
そのため、もしもトレーニング後が疲労困憊になられている方は、いつものトレーニングメニューを8割程度に抑えてトレーニングすることをおすすめいたします。
そのほかの方法では、緩急をつけるためにボリュームある日とボリューム抑えた日で分けて、連日トレーニングボリュームがある日が続かないように意識すると良いかと思います。
適度に筋トレを行うことは成長ホルモンの分泌につながり、睡眠の質や寝付きも良くなりやすくなります。
成長ホルモンを分泌して快適な睡眠を手に入れましょう!
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